元女子日本代表なでしこジャパンの鮫島彩さん(37)が1日、東京・みずほ銀行池袋支店で、26日に国立競技場で行われる日韓戦をPRした。
昨季限りで現役を引退した鮫島さんは、日本代表ユニホームを着用して登場。銀行を訪れた一般の人々にビラを配って回った。「皆さま快く受け取っていただいて、ぜひ当日国立競技場に足を運んでもらえたらうれしいなと思います」と笑顔をみせた。
なでしこジャパンは、26日に韓国女子代表と親善試合を行う。8強進出したパリオリンピック(五輪)後、初の試合を「新しいチームに生まれ変わるタイミングで、その新しいチームとして戦っていく上では非常に重要な第1歩となる試合」と位置づけ「多くの方に応援していただいて、またその中で選手たちも自分をアピールしていくような素晴らしいパフォーマンスを見せていただきたい」と期待を語った。
五輪後に池田太監督(53)が退任。後任は決まっておらず、新監督不在で韓国戦迎える可能性が高いが、「この機会は選手個人個人がアピールできる場だと思う」と全ての選手に主力定着のチャンスが生まれる。
五輪をみて感じたことは日本らしい戦い方の重要性だった。細かなポジショニングや気の使えるサポート、その中で生まれるパスワーク。さらには繊細なゴール前での駆け引き。「そういう日本選手のいいところをどんどん引き出してもらえる監督だったり、戦術だったら、よりよい結果に近づくんじゃないかなと個人的な考えとして思っています」と持論を明かしていた。【佐藤成】