【札幌】３試合ぶり白星で18位磐田との勝ち点差３に縮める 先制弾の岡村大八「率直に喜びたい」

得点を挙げた札幌近藤（左端）と岡村（左から2人目）は試合後スタンドにあいさつする（撮影・保坂果那）

＜明治安田J1：札幌2－0京都＞◇第32節◇28日◇プレド

北海道コンサドーレ札幌はホームで京都に2－0の完封勝利を挙げた。3試合ぶり白星で18位磐田との勝ち点差を3に縮めた。前半42分、右CKからDF岡村大八（27）が左足で押し込み先制点を挙げた。「大事な一戦だった。そこで自分のゴールで勝利を取れたのは本当に率直に喜びたい」と笑顔いっぱいだった。

8戦9発の相手先発FWエリアスに仕事をさせなかった。岡村がマークについて相手の動きをしっかり読み切って対応。好機をつくらせなかった。ピンチにも全員で体を張り、守備陣として「クリーンシートで勝てたのは大きい。自分の価値を証明した」と自信を深めた。

チームは直近7戦で4勝2分け1敗と復調。8連敗を喫して最下位に低迷していた5～7月の苦しい時期から脱した。残り6戦も勝ち点を重ね続けられれば、残留圏浮上も可能。「まだ6試合ある。自分たちが勝って状況を変えていくしかない」と岡村。オスの愛猫の名前はえいゆう君。飼い主はこの日、本拠地で英雄としてヒーローインタビューを受け「最高です」と叫び、歓声を浴びた。【保坂果那】