川崎フロンターレのフランス人FWバフェティンビ・ゴミス（39）が27日、川崎市のUvanceとどろきスタジアムby Fujitsuで退団会見を行った。
今季9試合で3得点にとどまっていたゴミスは、24日に双方合意の上、契約解除となったことが発表された。退団理由を問われると「ひと言では答えられない。ここに来るにあたってベストな選択をしたと実感している。家族も含めて日本で満足して生活していた。ただ、今、家族はヨーロッパに一時帰国しています。欧州では学校が9月からスタートします。変化の時期でもあります。そういった変化も家族にあったのと、自分自身100％貢献できない歯がゆい思いを感じていた」と経緯を説明した。
退団については「難しい決断だった」としながら「（山田）新や（神田）奏真が、若い世代の選手が育って、そこから川崎の将来を担う選手たちがこれからは引っ張っていく。サッカーの世界では、新陳代謝が行われるのは自然な流れ」と受け止めた。
さらに「実質、家庭の理由になるけど、契約を解除し、こういった決断をすることになりました。ですが、全てがネガティブではない。サッカーでは起こりうること。彼らが川崎を引っ張り、日本を代表する選手に育っていくことは間違いないと思います」と未来への期待を、惜別の言葉として残していた。【佐藤成】
