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総理大臣杯準Vの新潟医療福祉大、白石蓮と森駿人の1年コンビがインカレ初制覇のキーマン名乗り


左足でパスを出す新潟医療福祉大・白石(中央)(撮影・小林忠)

総理大臣杯・全日本大学サッカートーナメントで準優勝した新潟医療福祉大が18日、同大サッカー部専用グラウンドで練習を再開させた。総理大臣杯で全5試合に先発出場したDF白石蓮と、4試合出場で2得点を挙げたMF森駿人(ともに1年)の左サイドコンビは、大学生活初のビッグトーナメントで全国との「物差し」を手にした。冬の王者を決める大学選手権(インカレ)開幕まであと約3カ月。この夏で得た経験と悔しさを糧に、攻撃に突出した2人が個を磨く。

  ◇  ◇  ◇

大学ルーキーイヤーの2人が左サイドの攻撃をより活性化させ、冬のインカレで大暴れする。大学生活初の全国大会で全試合に先発出場し、総理大臣杯準優勝に貢献した白石は「大学の全国レベルを肌で感じることが出来た。経験を生かし、攻撃で違いを生み出せる選手になっていきたい」。累積警告で決勝は出場できなかったが、4試合で2ゴールと存在価値を示した森は「もっと(ゴール)結果を出せる選手になりたい」と決意する。

左足から繰り出す高精度のキックが持ち味の白石は、タイミングのいいオーバーラップからクロスを配球する超攻撃的サイドバック。セットプレーのキッカーも務める。「もっとキックの精度を高めてアシストの数を増やしたい」と、居残り練習で左足を振る。

森は50メートル走6・1秒の快足と、足元の技術が光るドリブラー。大会では初戦からの4試合でジョーカー起用され、流れをガラっと変えた。準決勝の筑波大戦では相手OBで日本代表の三笘薫(27=ブライトン)をほうふつさせる鋭いドリブル突破でスタンドをザワつかせた。パンチ力のある右足シュートも魅力のアタッカーは「ボールを持ったら相手を抜く自信はある。守備強度を高めながらどんどん長所を伸ばす」。

高校サッカーの強豪校、福島・尚志出身の白石と、千葉・市船橋出身の森は高校年代最高峰のプレミアリーグで3年時にマッチアップ。互いに「対戦相手としては嫌だった」と当時の印象を振り返るが、今では心強い相棒となった。総理大臣杯では前後の連携から好機をつくり出した。

同大は総理大臣杯で準優勝したことで、2大会前に準優勝した12月開幕のインカレ出場を決めている。森は「白石のようにスタートから試合に出たい。同じポジションの(3年、田沢)夢積くんを焦らせるぐらい攻守で成長する」。白石は「2人でもっと高め合い、左サイドからゴールを生み出したい」と、全国屈指のコンビに成長することを誓った。【小林忠】

◆白石蓮(しらいし・れん)2005年(平17)10月9日生まれ、茨城県出身。鹿島アントラーズジュニアユース、福島・尚志高を経て新潟医療福祉大に進学。23年U-17日本高校選抜候補。169センチ、64キロ。利き足は左。

◆森駿人(もり・はやと)2005年(平17)4月10日生まれ、埼玉県出身。A.CアスミジュニアユースFC、千葉・市船橋を経て新潟医療福祉大に進学。175センチ、65キロ。利き足は右。

○…佐熊裕和監督(60)は総理大臣杯を「特別なことはせず、普段通りの準備、試合運びで勝負できた」と総括し、「僕ら(スタッフ陣)が思っている以上に(選手)層は厚くなっているのかな。全国レベルとは言わなくても、戦えるレベルにはなっている」と選手たちの成長を喜んだ。2大会ぶり2度目の決勝進出を目指すインカレ開幕まであと3カ月。「この夏の準優勝を誰も勘違いはしていない。下のカテゴリーにもいい選手はいるので、さらに競わせながらチーム力を上げたい」と見据えた。

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