<明治安田J1:横浜1-1京都>◇13日◇第30節◇ニッパツ三ツ沢
京都サンガFCが今季初の3連勝を挙げた。191センチの長身FW原大智が3試合連続のゴールを決め、チームを勝利に導いた。
同じ2連勝同士の横浜との対戦。1-1で迎えた後半8分、MF佐藤のパスを受けて左サイドからゴール前に持ち込んだ。追走してきたDF2人を懐の深い切り返しでかわして右足でゴール。今季8点目で勝ち越しに成功した。
決勝点の場面に「佐藤選手と目が合った。DFが来ていたので切り返し、逆をつくいいシュートが打てた」と納得の表情だった。
また、前半23分に先制点を挙げたラファエル・エリアスは今夏の加入から7試合7得点と勢いが止まらない。
試合は序盤から両チームの激しさが随所に出たものだった。前半9分に横浜MF西村拓真が危険なプレーで一発退場となった。しかし数的優位をうまく使えず、逆に横浜の攻撃を受ける形で拮抗した展開となった。そんな中、きっちり勝ち点3につなげたのは大きい。
曺貴裁監督は「(横浜が)1人少なくなって、かえって難しい展開になった。(FWが)2点取ったのもそうですけど、後ろの選手が粘り強く、守ってくれた。今までと違う勝ち方ができたと思う。日々の練習からハードワークしてくれていることがつながっている」。
チームは暫定ながら13位に浮上し、残留争いでも優位な状況となった。