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【データが語る】金満サウジリーグ、外国籍枠10人で自国代表が「20人ベンチ」と嘆く指揮官


マンチーニ監督

2026年ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選C組の第2戦で10日、サウジアラビア(FIFAランキング56位)はアウェーで中国(同87位)と対戦する。

5日の初戦で格下のインドネシア(同133位)とホームで1-1ドロー。マンチーニ監督はFWの決定力不足を嘆きつつ、自国リーグで出番が少ない代表選手の実戦不足を問題視した。

サウジアラビア・プロリーグは近年、ポルトガル代表FWロナウド(アルナスル)を始め、数多くの代表クラスの選手がプレーするようになった。リーグの外国籍枠は10人で、ほとんどのクラブがその枠を全て使用。大金をかけて獲得した有名選手が各ポジションで先発に名を連ねる。

この現状にマンチーニ監督は「少なくとも代表選手は所属クラブで主力として試合に出続けなければならない。国内リーグ戦で20人がベンチに座っている」とし、代表とクラブの協力強化も訴えた。

リーグは開幕2試合を終えて計44ゴール。そのうちサウジアラビア選手の得点は9点だけで、外国籍選手の得点が全体の80%近く占める。開幕2戦2発のロナウドだけでなく、4ゴールのセルビア代表FWミトロビッチ(アルヒラル)など各国代表ストライカーが得点ランキング上位に並ぶ。

決定力不足を露呈したインドネシア戦では、FWラディフが1トップで先発し、交代でFWブリカンが出場してともに無得点に終わった。ラディフは所属のアルエティファクで出場機会なし。前回大会の最終予選で日本から決勝ゴールを奪ったブリカンも、アルアハリで出場時間が16分のみ。イングランド代表FWトニーの加入も決まり、サウジアラビア代表の点取り屋は今後、さらに出番が減りそうだ。

正GKのオワイスも今季のリーグ戦出場は0。所属のアルヒラルはモロッコ代表のブヌが守護神を務めている。一方、日本はセリエAのパルマに今季加入したGK鈴木彩艶が開幕から3試合連続で先発し、正GKの座をつかみつつあるなど、欧州5大リーグで主力として活躍する選手が増えた。

かつて日本代表の欧州組の多くがクラブで定位置をつかめず、試合勘が不安視された。それと同じようなことが今、ほぼ国内組で占められるサウジアラビア代表で起きている。世界的に有名な選手が数多く加わり、リーグは魅力的になったかもしれないが、自国の代表選手がベンチに追いやられ、実戦不足に苦しんでいる。【石川秀和】

○…日本はサウジアラビアと国際Aマッチ通算16試合で10勝1分け5敗と勝ち越しているものの、アウェーに限れば、無得点の3戦全敗となっている。今回の最終予選は10月10日にアウェーで対戦。その気候やサポーターの圧力もあり、厳しい戦いが予想されるが、日本が苦戦してきた「完全アウェー」で、FIFAランキング133位のインドネシアが1-1で勝ち点1を獲得した。

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