バルセロナは9日、スペイン代表MFダニ・オルモ（26）の獲得でライプチヒと合意したことを発表した。契約は30年6月30日までの6年間で、契約解除金は5億ユーロ（約800億円）に設定されている。
ダニ・オルモはバルセロナが今夏、攻撃陣の補強を目指し、ビルバオのニコ・ウィリアムズと並んで獲得候補に挙げていた選手だった。この契約はすでに6日にクラブのスポーツディレクターを務めるデコがドイツを訪れた際、ライプチヒとの間で合意していたとのことだ。
両クラブとも正式な移籍金を明かしていないが、スペイン紙ムンド・デポルティボは4700万ユーロ（約75億2000万円）プラス出来高と伝えている。この金額はタイトル獲得や60％以上の試合出場という条件をクリアした場合、最大でライプチヒが要求していた6000万ユーロ（約96億円）に達するとのことだ。
ダニ・オルモは9歳の時の07年にエスパニョールからバルセロナの下部組織出身に加入した。その後、14年にディナモ・ザグレブ（クロアチア）に移籍し、15年2月に16歳でクロアチアリーグデビューを達成。そして20年1月にライプチヒと契約を結んでいた。
10年ぶりに古巣に戻ってきたダニ・オルモはこの後、10日にハンジ・フリック監督指揮下の練習に初参加し、12日にホームで行われるジョアン・ガンペール杯でのモナコ戦でバルセロナデビューを飾る予定になっている。（高橋智行通信員）
