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Sランス中村敬斗が切れのあるプレーを披露 新シーズンに向けて「去年より結果を残したい」と意欲


神戸対スタッド・ランス 前半、競り合うスタッド・ランス中村(右)(撮影・藤尾明華)

<親善試合:神戸1-0スタッド・ランス>◇3日◇ノエスタ◇観衆2万103人

フランス1部スタッド・ランスが、ジャパンツアーの最終戦でヴィッセル神戸と対戦。

FW伊東純也(31)とともに先発したFW中村敬斗(24)は左ウイングのポジションで果敢に仕掛けて観衆をわかせた。

中村は前半8分に浮き球をピタリとトラップしてドリブルに入ったかと思えば、同13分には左サイドで2人をかわして味方へパスを送るなど序盤からキレのある動きを披露。同33分にはカウンターの場面でまたぎフェイントで仕掛け、後半10分に突破からクロスも入れた。この日最大の見せ場は同15分の場面。右から伊東が入れたクロスに反応すると、最後はゴール前で胸トラップからボレーを放った。シュートはGKに防がれたものの、仕上がりの良さをうかがわせるプレーだった。

同20分までプレーした伊東は、中2日での試合もこなしたジャパンツアーを終えて「タフな日程だったので正直きつかったところもあるけど、コンディションも上がってきて、チームとしていいプレーもできた」と一定の手応えを口にした。

2週間後にはフランス・リーグアン開幕を控える。ルカ・エスネール新監督(42)のもとでの新シーズンに向けて中村は「今年から結構ポゼッションで、個人的には好きなサッカー。今日は負けてしまったけど、戦術的にはちょっとずつ良くなってきて、チャンスも増えてきている」と充実の表情。「個人的には去年より結果を残したいし、チームとして6位以内に入って、ヨーロッパリーグにつなげたい」と9位で終えた23-24シーズンからの巻き返しも誓った。

9月に始まる26年W杯北中米大会の最終予選についても言及。「特別何かを変えるのではなく、チームで試合に出続けて、結果を残すことが代表でのいいプレーにもつながる」と話し、まずはリーグ戦に集中して臨む考えを示した。【永田淳】

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