【ナント（フランス）30日（日本時間31日）＝佐藤成】パリオリンピック（五輪）サッカー女子日本代表なでしこジャパンが、1次リーグ第3戦ナイジェリア戦に向けて最終調整した。
冒頭15分が報道陣に公開され、ステップや動きながらのパスアンドコントロールなどのメニューをリラックスした空気感で消化した。ブラジル戦当日までに古傷の状態が悪化したMF藤野あおば（20＝日テレ東京ヴェルディベレーザ）とDF古賀塔子（18＝フェイエノールト）がホテルで別メニュー調整した。
中2日での連戦が続くが、池田監督は「2日間しっかり使って準備をしました」とうなずいた。引き分け以上で1次リーグ突破が決まる次戦の相手ナイジェリアのスピードやリーチの長さをを警戒。「スペースを見つけて動かして攻撃の糸口を見つけられれば」。日本有利な状況で最終戦を迎えるが、「最初から0－0のゲームをしていくような流れと言うよりは、しっかりとゴールを目指す中で失点をしないようにと、そういったゲームの入りになっていく」としっかり勝ちきって、準々決勝以降に弾みをつける。
ホテルでの調整になった古賀について池田監督は、「ピッチに出てコンディションを整えた方が良いのか、残ってコンディションを整えた方がいいのかというところの判断で、今日は残り組ということ」と説明。ケガではないという。藤野に関しては「ホテルでトレーニングした方が、プラスになると言う判断でやっている。離脱するわけでは無く今いる、一緒に戦っているということは、この大会中でしっかりと準備をして戦える判断」と復帰の可能性を示唆した。
チームはナイジェリアに引き分け以上で準々決勝進出が決まる。
