【なでしこ】激震！初戦ゴールの藤野あおば、車いす姿で登場「古傷痛めた」バス乗車に松葉づえ使用

車いす姿で現れたパリ五輪女子サッカー日本代表なでしこジャパンMF藤野あおば（撮影・佐藤成）

【ナント（フランス）29日＝佐藤成】パリオリンピック（五輪）サッカー女子日本代表MF藤野あおば（20＝日テレ東京ヴェルディベレーザ）が、メンバーを外れた28日の第2戦ブラジル戦前に負傷していたことが分かった。

試合終了間際の劇勝利を収めた1次リーグ第2戦から一夜明け、チームはパリからナントへ鉄道で移動。駅から宿舎までのバスに乗り込む際に、藤野は車いす姿で現れた。負傷したとみられる右の足元は靴ではなくサンダル。バス乗り込む際は立ち上がって松葉づえを使った。

広報担当者は「いつかの練習で痛めたというよりは、既往のもので、いわゆる古傷を痛めたという形です」と説明した。ブラジル戦前日練習までフル参加していたが、試合当日の朝に出場不可となったという。現時点で離脱の話は出ていない。

チームは初戦でDF清水梨紗（28＝マンチェスター・シティー）が負傷離脱しており、初戦でゴールを奪った主力の藤野までチームを離れることになれば大きな痛手となる。