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【なでしこ】清水梨紗負傷交代などショックな敗戦も池田監督「切り替え大事」中2日でブラジル戦


日本対スペイン スペインに敗れ選手たちを円陣で鼓舞する池田監督(後方)(撮影・垰建太)

<パリオリンピック(五輪):サッカー・スペイン2-1日本>◇25日◇女子1次リーグC組◇ボジョワール競技場

【ナント(フランス)25日(日本時間26日)=佐藤成】パリ五輪女子サッカーが開幕し、日本代表なでしこジャパン(FIFAランキング7位)は、1次リーグ(L)初戦で昨年女子W杯王者のスペイン(同1位)に1-2で敗れた。

前半13分にMF藤野あおば(20=日テレ東京V)の直接FKで先制するも、終始主導権を握られて逆転負け。内容で圧倒された。攻守で重要な役割を担うDF清水梨紗(28=マンチェスター・シティー)が負傷退場するなど、ショックの大きな敗戦となった。28日にはブラジルとの第2戦を迎える。

   ◇   ◇   ◇

なでしこに早くも試練が訪れた。逆転負けで初戦を終え、主将のDF熊谷は「受け止めて次に向かうしかない。戦いは始まったばかり」と言葉を絞り出した。

唯一左サイドバックを本職とするDF北川が直前の強化試合で負傷。センターバックの18歳、古賀を同ポジションに抜てきし、4-4-2のシステムで臨んだ。序盤は敵陣で奪ってカウンターに持ち込む場面もみられ、前半13分に藤野が直接FKを沈めて先行した。だが流動的に動く相手を捕まえきれず、危険なゾーンに次々と進入を許して前半のうちに追いつかれた。

左サイドを組んだMF清家と古賀の連係不足は明らかで、何度も突破を許した。中盤の2枚もあらゆる局面で後手に回った。ボランチ長野は「前半は前も後ろも横も相手がいて、しかもボールホルダーがフリーという状態ですごく疲弊しました」と振り返った。

後半から慣れた3バックに変更。MF宮沢を1列下げてウイングバック起用したが、全体のラインが下がり、勢いよく攻撃に転ずることができなかった。

粘り強く耐えていた後半23分には悲劇が起こった。守備時に右膝を痛めた清水が、あおむけに倒れたまま起き上がれなくなり、担架で運ばれた。直後に勝ち越され、FW田中は「メンタル的な動揺があった」。不動の右サイドバックとしてチームを支え、W杯後に磨いた可変システムの肝だった清水が離脱となればその影響は計り知れない。

池田太監督(53)は「みんなで戦っていくというのは変わらない」。中2日の過密日程にも「切り替えが大事です」と気丈に振る舞った。非常事態での対応力が求められる。

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