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【五輪代表】2得点絡んだFW細谷真大の進化 柏のM・サヴィオ、大谷コーチ、古賀はどう見たか


日本対パラグアイ 前半、パスを出す細谷(2024年7月24日撮影)

<パリオリンピック(五輪)サッカー男子:日本5-0パラグアイ>◇24日(日本時間25日)◇1次リーグD組◇第1戦◇ボルドー競技場

パリオリンピック(五輪)のサッカー男子日本代表は、南米予選1位のパラグアイに5発で圧勝した。1トップで先発したFW細谷真大(22=柏レイソル)は得点はなかったが、1アシストを含む2得点に絡む活躍を見せた。

前半19分、ペナルティーエリア内で相手センターバックをブロックし、MF三戸舜介(21=スパルタ)のシュートコースをつくり先制点をお膳立て。後半42分には、センターサークル付近でボールを受けると、前線を走るFW藤尾翔太(23=町田ゼルビア)へスルーパス。チームの5点目をアシストした。

藤尾へのスルーパスを見た柏レイソルのサポーターは「サヴィオみたい」と感じた人も多いだろう。細谷がMFマテウス・サヴィオ(27)のスルーパスに抜け出し、得点を決める「ホットライン」は柏の得点の形の1つだ。今回の五輪では、細谷は「受け手」ではなく「出し手」になったが…。

柏の練習場で、マテウス・サヴィオに細谷のパスについて聞いてみた。試合のハイライトで細谷のスルーパスのシーンは見たという。

「(細谷)真大は質もスピードもパワーもある選手。どちらかというと、ここ(柏)では、自分が出し手に回ることが多いんですけど。いつもボールを受けている分、受け手の気持ちが分かるんでしょうね。そういう意味で、すごくいいパスだったと思います」。

細谷は昨季、14得点を挙げたがアシストは0だった。だが、今季は2得点と苦しむが3アシストをマークしている。アシストが増えているのも今季の進化だ。

マテウス・サヴィオは言う。「今日の世界的なサッカーのトレンドとして言えるのは、アタッカーが点だけを取ればいいという時代ではない。守備、アシストもできて、オールマイティーな役割が求められているのが今のサッカー。(細谷)本人も意識して頑張っている。そこは伸びしろがあると思う」。細谷のプレーの広がりに期待を寄せている。

先制点を呼び込んだ相手DFへのブロックは、柏の公式戦でほとんど見たことがない光景だった。大谷秀和コーチ(39)とDF古賀太陽(25)に、ブロックの場面について見解を聞いてみた。

大谷コーチ 「取る人はファウルを取るかも知れませんが(笑い)。体が強いし、ポストプレーの延長じゃないですかね。シュートを打つ選手をフリーにするチームプレーに徹することができるのも真大の良さ。とっさの本人の機転だと思います。アシストに近いプレーで大事な先制点に貢献して、チームの力になれたのは本人にも良かったと思います」。

DF古賀 「普通だったら倒れるけど倒れない。練習でも倒れるのを見たことがない。賢いプレーだし、実際にやられたら嫌ですよ。藤尾選手へのアシストは、うちであんまり見たことないなと(笑い)。最近は、アシストも増えてきていますよね。警戒される選手だし、点を取るところも大事だけど、その分、他を使うこともうまくなったらもっと点に絡めるんじゃないかな。もちろん、点を取って帰ってきてほしい」。

細谷は昨季は14得点と結果を残したが、今季は2得点にとどまる。それでも「得点は取れてはいないですけど、チームの勝利に貢献できているかと言われたら、できているとは言える。そこはぶれずにやっていきたい」と自負している。得点はもちろん、アシストでもチームに貢献する細谷が、次戦もチームの勝利に導く。【岩田千代巳】

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