サンフレッチェ広島は26日、FW大橋祐紀(27)が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱することを発表した。
移籍先は公表していないが、イングランド2部ブラックバーンへの完全移籍になる。現地でのメディカルチェックを経て、正式契約を結ぶ。
湘南ベルマーレから今季、広島へ完全移籍した大橋は開幕から大活躍。空中戦を含めたオールラウンドの強さを発揮し、リーグ戦はここまで22試合出場でチーム最多の11得点をマーク。
J1通算112試合31得点の実力が評価され、初めての海外挑戦を決意した。わずか7カ月の在籍で広島を退団する。
広島は現在5位におり、逆転優勝へは大きな戦力ダウンになるが、22日にオーストラリア1部メルボルン・シティーからMFトルガイ・アルスラン(33)の獲得も発表している。
ブラックバーンは、イングランドのランカシャー州ブラックバーンに1875年創設された古豪クラブ。94-95年にプレミアリーグで初優勝も、12-13年以降は2部(17-18年は3部)に低迷している。
◆大橋祐紀(おおはし・ゆうき)1996年(平8)7月27日、千葉・松戸市生まれ。千葉ジュニアユース(U-15)から八千代に進み、中大4年時の18年に特別指定として湘南でJ1デビューし、19年プロ契約。入団5年目の23年は23試合13得点とブレークし、24年に広島へ完全移籍。J1通算112試合31得点、ルヴァン杯通算21試合7得点。181センチ、76キロ。