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【なでしこ】宮沢ひなたの頼れる兄「精いっぱいプレーして」今も続く試合後の反省会


23年8月、兄・佳汰さん(右)の試合を観戦した宮沢

サッカー女子日本代表なでしこジャパンのパリ五輪での戦いが、幕を開ける。

開会式に先立ち、25日(日本時間26日午前0時キックオフ)の1次リーグ(L)初戦で、昨年の女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会王者スペインと対戦する。同W杯1次Lでは日本が4-0で大勝し、女王に唯一の黒星をつけた。その立役者が2得点を挙げたMF宮沢ひなた(24=マンチェスター・ユナイテッド)。大会得点王にも輝く活躍をみせたが、昨年12月に右足首を骨折。4カ月に及ぶリハビリを余儀なくされたが、ひと回り大きくなった姿で、再び大舞台のピッチに戻ってきた。

   ◇   ◇   ◇

現在も神奈川県2部の久野FCで10番を背負ってプレーする宮沢佳汰さん(28)は、妹ひなたのサッカー人生にとって「お兄ちゃんというより友だち。すごく頼りになる。憧れですね」という、なくてはならない存在だ。

いつしか始まった2人での試合後の反省会は、今も続いている。調子が良かった時はLINEから始まり、悪かった時はいきなり電話がかかってくる。佳汰さんは、翌日仕事があっても、夜中までとことん付き合う。「できることがそれぐらいしかないので」と照れつつ、100円ショップで買った“作戦ボード”で外からの視点を伝えたり、気になった箇所を動画で切り抜いて送ったりしている。

今オフには2人で何度もボールを蹴った。公園で軽くパスする時もあれば、フットサルもした。ひなたが「出たい」と言って助っ人参戦した久野FCの練習試合では、妹のクロスに兄が合わせてゴールを奪った。

昔は余裕だった1対1の勝負も、今はガチンコだ。妹に抜かれることもある。そんな成長を一番近くで見てきたからこそ、ひなたの五輪でのプレーを心待ちにする。「サッカーを楽しむことを一番に考えて、精いっぱいプレーしてくれたら」。優しいまなざしでエールを送った。

◆宮沢ひなた(みやざわ・ひなた)1999年(平11)11月28日、神奈川・南足柄市生まれ。3歳から向田サッカークラブで競技を始め、中学時代は星槎湘南大磯総合スポーツクラブに所属。星槎国際高に進み、18年に法大入学と並行して日テレ東京Vに加入。21年にマイナビ仙台に完全移籍。23年夏にマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)に移籍した。代表では国際Aマッチ38試合9得点。160センチ、48キロ。

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