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【五輪代表】日本、五輪最多5-0!南米王者パラグアイ一蹴!OAゼロも三戸&藤尾2発に山本弾


日本対パラグアイ 前半、ゴールを決める三戸(撮影・垰建太)

<パリオリンピック(五輪)サッカー男子:日本5-0パラグアイ>◇24日(日本時間25日)◇1次リーグD組◇第1戦◇ボルドー競技場

【ボルドー(フランス)=佐藤成、木下淳】パリ五輪のサッカー男子が各地で先行開幕し、アジア王者の日本が南米予選1位のパラグアイに大量5得点で完勝した。全員23歳以下で劣勢の予想もあった中、サプライズ的な爆勝を演じた。五輪での5得点は史上最多となった。

MF三戸舜介(21=スパルタ)と途中出場のFW藤尾翔太(23=FC町田ゼルビア)の2ゴール競演などで、大事な初戦をものにした。

前半19分、日本の大会第1号で先制した。三戸の右足だ。左サイドを突破したDF大畑歩夢(23=浦和レッズ)がマイナスに折り返すと、エースFW細谷真大(22=柏レイソル)が相手DFを力強く背負い込んでブロック。フリーで打った三戸が、ゴール左に地をはうシュートを蹴り込んだ。直後、両腕を突き上げる確信の一撃。均衡を破った。

大岩剛監督(52)が、自信を持って送り込んだ先発は▼GK小久保玲央ブライアン(シントトロイデン)▼DF大畑、木村誠二(サガン鳥栖)高井幸大(川崎フロンターレ)関根大輝(柏レイソル)▼MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン=主将)山本理仁(シントトロイデン)三戸▼FW斉藤光毅(ロンメル)細谷、平河悠(ブリストル・シティー)だった。

24歳以上のオーバーエージ(OA)枠を08年北京五輪以来4大会16年ぶりに行使せず、世代を代表するMFの久保建英や鈴木唯人も招集できなかったが、アジアを制した23歳以下で難敵に立ち向かった。

一方のパラグアイはA代表の南米選手権メンバーからOA2選手を招集し、敵将も04年アテネ五輪で銀メダルを獲得した伝説のサギエル監督が再登板。本気の南米チャンピオンが相手だったが、若き大岩ジャパンが対等に渡り合った。

前半25分には数的優位に立つ。中盤でボールを持った平河が倒され、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。主審が検証した結果、右足首付近を踏みつけるファウルで止めたとして、相手の背番号10、MFウィルデル・ビエラにレッドカードが提示された。

平河は気丈に立ち上がってプレーを続けたが、同34分に自らピッチに座り込んで、続行不可能の意志を示した。担架で運ばれて交代し、ブレーメンでプレーする佐藤恵允が後を受ける。前日にDF半田陸(ガンバ大阪)が負傷し、メンバーから外れたばかり。苦難は続くが、ピッチ上では闘志は衰えず、前半は日本が1-0リードで折り返した。

後半も日本が主導権を握る。当地の午後8時に始まったが、まだ強い日差しが降り注ぐ中、青が白を押し込んだ。後半18分には三戸が2点目を奪う。昨季まで同じスパルタでプレーしていた斉藤の左クロスに、頭から飛び込んだ。ゴール右へ突き刺す得点で、破顔一笑。複数得点はアテネ大会の初戦、同じパラグアイ戦で小野伸二が2得点して以来の躍動となった。

もう止まらない。3点目だ。24分、中盤を支配していた山本が左足で相手の心を折るゴールを沈めた。さらには途中出場の藤尾が2ゴールと、規律を失った相手に、やりたい放題。守っては、DF高井が出色の出来でシャットアウトした。攻守がかみ合った日本が完勝で勝ち点3、得失点差+5をつかんだ。

68年メキシコ大会以来56年ぶりのメダル獲得を目指す日本。1次リーグ第2戦は27日(日本時間28日)に、同じボルドーでマリと対戦する。

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