鹿島アントラーズのポポビッチ監督（57）が23日、プレミアリーグのブライトン戦（24日、国立）を前に取材に応じ、ブライトン所属の日本代表MF三笘薫（27）について言及した。ポポビッチ監督は当時J2の町田ゼルビアを率いていた時代、川崎フロンターレに所属していた三笘に注目していたという。
「欧州の知り合いの監督から、日本でいい選手はいるか、と聞かれると、まず三笘の名前を挙げていた」と明かし「プレミアリーグに所属することだけでもすごいが、そこで活躍している。実力が正当に評価されている選手だと思う」と話した。
リバプールMF遠藤航らJリーグ出身の選手が海外で活躍していることに「Jリーグのレベルの高さを世界で証明してくれている選手が多くいることで、日本のレベルの高さも広まってきていると思う。あらためて、そういう選手が日本のレベルの高さを証明してくれている」と話す一方で「ただ、何でもかんでも海外に行けばいいという風潮は良くない。海外に行くことが目的で、そこで終わりという選手も逆に多くいると思う。それは良くない」との私見を述べた。
また、ブライトンとの試合に「開幕前から話しているが、私にとっては親善試合は存在しない。我々も鹿島の看板を背負っている。負けていい試合はない。負けられない一戦だととらえている」と真剣勝負で挑む考えを明かした。
