<JFL:レイラック滋賀2-2アトレチコ鈴鹿>◇21日ダイヤ第17節ダイヤ布引グリーンスタジアム
JFLアトレチコ鈴鹿のFWカズ(三浦知良、57)が、国内復帰2戦目のピッチに立った。アウェーでの滋賀戦に後半16分から交代出場。2-1から同点に追い付かれてからは防戦一方となり、カズがボールに関わったのは、同44分にタッチライン際で相手を背負いながら前線にパスを狙った場面ぐらい。滋賀でも2067人の観客を集めた背番号11は「ボールに触る機会も少なかったし、ディフェンスに追われてしまった」と不完全燃焼の一戦を振り返った。
この試合でJFLは中断期間に入り、鈴鹿は9月1日の沖縄SV戦で再開する予定。この間に練習試合も組まれており、カズは「そこでチームの中で自分をどうやってフィットさせていくか、いろんな部分で試していきたい」と話した。
朴康造監督(44)は今後のカズの起用法について「もちろんオプションとして、カズさんのスタメンっていうのもある。この休みの間の練習を見ながら、どういった組み合わせを取っていくかを見て判断していきたい。もちろん(先発も)ないわけではないです」とコメント。指揮官から期待を受けるカズは「先発で出るとなったら、試合のウオーミングアップから調整方法が変わってくるので、またしっかり自分の中で呼び起こして、先発のための体をもう1回しっかり体感したいというのはある」と話し、22年の鈴鹿での最終節以来となる先発出場への意欲も強めた。【永田淳】