【町田】７戦ぶり黒星、黒田剛監督「町田のコンセプトとしてやってはいけない」

町田対横浜　後半、抗議する町田黒田監督（撮影・宮地輝）

＜明治安田J1：町田1－2横浜＞◇20日◇第24節◇国立

首位のFC町田ゼルビアが7試合ぶりの黒星を喫した。

堅守で鳴らすチームは横浜F・マリノスを相手に前半だけで2失点。不運なハンドから33分にPKで先制点を奪われると、43分には、らしくないプレーで追加点を献上。ゴール前で、グラウンダーのクロスボールをDFドレシェビッチとGK谷がお見合いする形となり、MF天野に押し込まれた。ソツのなさが売りのチーム。黒田監督も「町田のコンセプトとしてやってはいけない。いい教訓としたい」と反省した。

一方で湘南から加入したDF杉岡が左サイドから積極的に攻め上がりクロスボールを送れば、後半33分からリーグデビューとなったMF芦部は鋭いドリブルで好機を演出。平河が移籍し、藤尾もパリ五輪で不在の中、新戦力が躍動した。指揮官は「すごく良かった。今後への見通しが立った」。首位で3週間の中断に入るが「ここからチームを再構築する」と仕切り直しを誓った。【佐藤隆志】