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【C大阪】クラブ設立30周年マッチ完敗 10戦ぶり黒星「もっと0にこだわらないと」田中駿汰


C大阪対新潟 新潟に敗れ落胆するC大阪GKキム・ジンヒョン(左から2人目)(撮影・上山淳一)

<明治安田J1:C大阪1-2新潟>◇第24節◇20日◇ヨドコウ

9戦連続無敗(4勝5分け)だったセレッソ大阪が、5月15日のFC町田ゼルビア戦以来、10試合ぶりの黒星を喫した。ホームでの連勝は3で止まった。

2点を追う後半20分、京都サンガF.C.から移籍したばかりのFW山崎凌吾(31)が新天地デビュー。2トップの一角に入り、187センチの長身を生かしたポストプレーで好機を演出した。

「チームが0-2の状況で入り、前からハードワークするところ、1点ずつ返すというところを姿勢として見せたかった。比較的自由に動けたし、自分の持ち味を出せると感じている。引き続き、C大阪のために頑張りたい」

この試合は「クラブ設立30周年マッチ」とし、OBら多くのゲストが来場。悲願のリーグ初優勝へ、前節6位からさらに上位へと浮上するために勝利が求められていた。

だが、前半36分に自軍のスローインからカウンターを浴びて先制点を奪われ、後半2分にも追加点を献上。肝心な場面でペースを握られての完敗だった。

C大阪は故障明けのDF登里享平(33)が、約2カ月半ぶりに先発復帰。一時首位に立った序盤戦の4-3-3システムに戻した。後半終了間際にMFルーカス・フェルナンデス(30)が個人技からミドルシュートをたたき込んだが、その1点だけに泣いた。

後半37分には途中出場のMF平野佑一(28)が、相手の得点機会阻止で一発退場となるなど、攻守がかみ合わない、もどかしい展開だった。

MF田中駿汰(27)は「速攻か遅攻かノボリ(登里)君が入ったことで、うまくコントロールできていた」と振り返りつつ、「相手にボール握られている中で、しっかり前半を0(失点)で終えないといけなかった。まずは守備の部分からしっかりやらないと。勝てる時は1-0で勝てていた。守備を整えれば、攻撃は自然とよくなる。もっと0にこだわらないと、上にいけない」と、守備の再構築を課題に挙げた。

首位FC町田ゼルビアとの勝ち点12差は変わらず、C大阪も6位のままだったが、逆転優勝へは厳しい現実に直面している。

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