![](https://image.kingsoft.jp/starthome/nikkansports/2024-07-20/1b4caed4dca395d0551b4cec03185e79_lg.jpg)
【ボルドー(フランス)20日=佐藤成】パリ五輪サッカー男子日本代表が1次リーグ初戦パラグアイ戦と第2戦マリ戦の開催地、同国南西部の都市ボルドーで最終調整をスタートさせた。
フランス国王が愛した街で、“五輪の王”を目指す大岩ジャパンの戦いが幕を開ける。同地のシンボル、サンタンドレ大聖堂は12世紀に第2回十字軍に参加したカペー朝フランス王ルイ7世が結婚式を行ったことでも知られる世界遺産だ。美しいゴシック様式の傑作で、2本の尖塔(せんとう)が天に向かって伸びており、まるで日本の頂点への道筋を示しているようにもみえる。
人気が高いのは北側に位置する「王の門」。13世紀に完成した「最後の審判」の繊細な彫刻が長く人々を魅了してきた。高い技術力が持ち味の日本スタイルとも重なる部分? があり、“王”になるための扉を、この地で開く。
大予言も日本の躍進を後押しする。19日まで滞在した事前合宿地近郊にあるサロンドプロヴァンスは、あの「大予言」で有名なノストラダムスが過ごした街。博物館スタッフのマリエさんは「日本が優勝すると思う」と“ノストラダムス”の大予言。同僚のドミニケさんも「日本が1位でフランスが2位」と笑顔で言い切った。歴史あるフランス。土地の歴史を感じながら、大岩ジャパンは“王”になる準備を進める。