<パリ五輪サッカー男子(U-23)国際親善試合:フランス1-1日本>◇17日(日本時間18日)◇トゥーロン
【トゥーロン(フランス)=佐藤成】パリオリンピック(五輪)サッカー男子の日本代表がフランスと開幕前最後の強化試合で対戦し、日本がシュート1本だけで1点を挙げ、優勝候補の開催国と引き分けた。
終始、攻め込まれていた中でショートカウンターに成功。前半25分、MF藤田譲瑠チマ主将(22=シントトロイデン)が先制した。FW藤尾翔太が敵陣深くプレスをかけて奪い、拾ったMF三戸舜介が絶妙ヒールで左サイドの藤田へ。アンカーの位置から駆け上がってフリーになっていた藤田が、冷静に右足で、ゴール左へ流し込んだ。
試合後の藤田主将のコメントは次の通り。
-フランスと1-1
試合内容で言えば、もっとゲームコントロールしたかった。勇気を持って、激しくいくところが、今大会、五輪を戦っていく上で、もっと必要。ただ、押し込まれた時間が長い中で、負けなかったことはプラス。
-先制弾の場面
少ないチャンスの中、決め切れたのは良かった。ただ、もっと中盤の自分たちがチャンスメークする場面を増やすことを、もっとやっていきたい。
-守備の課題は
間につけられて、裏に出されてしまう場面も、かなり多かった。自分中心に話しながら、やっていけたら。
-開幕まで1週間
まずはしっかり体を休めて。初戦のパラグアイ戦に向けて、いい準備をしたい。
-日本のファンへ
優勝を目指して、1人1人、チームのために全力を出せば、結果は見えてくる。突き詰めながらやっていきたい。
日本は1週間後の24日(日本時間25日)に、パリ五輪の1次リーグ初戦パラグアイ戦(ボルドー)を迎える。