＜南米選手権（コパ・アメリカ）＞◇14日（日本時間15日）◇決勝◇米フロリダ州マイアミガーデンズ
不世出のスーパースター、アルゼンチンFWリオネル・メッシ（37）が苦難の末に45個目の優勝トロフィーを手にした。ブラジルのダニエル・アウベスを抜いて世界最多記録だという。
アルゼンチンは延長後半にFWラウタロ・マルティネスの決勝点でコロンビアを1－0で下し、大会2連覇を達成。単独最多となる16度目の優勝を飾った。ただしメッシは前半35分に相手選手にタックルを浴び、右足首を負傷。後半20分までプレーしたがプレー続行は不可能となり、ベンチに下がり号泣した。長年ともにアルゼンチンを支えたディマリアの代表ラストマッチでもあっただけに、さまざまな感情が交錯。スカロニ監督は「非常にタフな相手で試合中のあらゆる困難を克服した」とメッシらメンバーをたたえた。
なお世界記録となったメッシのチームタイトルは、W杯1度、南米選手権2度、南米・欧州連盟スーパーカップ1度、国内リーグ12個、欧州CL4度、国内カップ戦17度、欧州スーパーカップとクラブW杯で各3度、05年U－17W杯と08年北京五輪を各1度となる。
2年後のW杯を見越した今回の米国開催。この日の決勝はチケットを持たない人々が入場しようとした混乱の影響で、試合開始が1時間以上も遅れた。
