＜明治安田J1：FC東京2－0新潟＞◇第23節◇13日◇国立
FC東京が、MF遠藤渓太（26）の今季3得点目などでアルビレックス新潟を2－0で下し、連敗を2で止め、欧州移籍が決定的となったMF松木玖生（21）を白星で送り出した。
試合前、クラブは、松木がこの試合を最後に海外移籍準備のためチームを離れることを発表。関係者によると、プレミアリーグに昇格したサウサンプトンから正式オファーが届いており、まずはトルコ1部ギョズテペに期限付き移籍しプレーすることが有力だという。
試合後はゴール裏のサポーターの前で胴上げされ、サポーターにあいさつした。取材に応じた松木は「FC東京でなければ、自分は試合に出られていなかったと思う。アルベル（前）監督、今のピーター（・クラモフスキー）監督。自分を開幕から先発で使ってくれたこともそう。この経験は必ず生きる。地に足をつけてやっていきたい」と話した。
海外移籍の可能性があり、パリオリンピック（五輪）は選外だった。覚悟の上でこのタイミングで移籍を決断。「自分ももう、若いとみられない年なので。この場でチャンスをもらえたからには、このチャンスをしっかりつかんでいきたい」と言い切った。
東京からはかつてDF長友佑都、MF久保建英らが海外へ羽ばたき、欧州の最高峰のレベルで結果を残してきた。
松木は「（東京出身の選手として）一番活躍した選手と言われたい」と高い目標を掲げた。
