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【C大阪】清武弘嗣が鳥栖へ期限付き移籍 10年在籍のクラブを離れる衝撃的な決断、近く発表


C大阪清武(23年7月12日撮影)

セレッソ大阪の元日本代表MF清武弘嗣(34)が、サガン鳥栖に期限付き移籍することが5日、分かった。今季末までの契約で、本人及びクラブ間で合意しており、近く正式発表される。

11月に35歳を迎える大ベテランは、C大阪と日本代表で一時代を築き、サポーターに愛されてきたレジェンドだけに、衝撃的な移籍となる。

12年ロンドン・オリンピック(五輪)では日本を4位に導き、14年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会にも出場したファンタジスタは、欧州移籍をはさみ、C大阪には約10年間在籍。19年から5年連続で主将を務めるなど、クラブの看板を背負ってきた。

だが、ここ数年は度重なるけがや世代交代、目指すサッカースタイルの違いなどで出場機会が激減。今季リーグ戦はここまで全て途中出場の6試合のみで、最近もコンディション不良で別調整が続いていた。

本来はC大阪で現役生活を終えるのが理想ではあったが、4試合に出場した今季のルヴァン杯、さらに天皇杯では高度な技術も披露。J1でプレーする意欲は衰えておらず、愛着のあるC大阪を離れ、ラブコールのあった鳥栖、故郷九州で再出発を図る苦渋の決断をした。現在17位の鳥栖は残留争いに巻き込まれており、新天地でも得点に絡む活躍が期待される。

◆清武弘嗣(きよたけ・ひろし)1989年(平元)11月12日、大分市生まれ。大分の下部組織からトップ昇格を果たし、10年C大阪へ移籍。12年7月にニュルンベルク、14年7月ハノーバー(ともにドイツ1部)、16年6月セビリア(スペイン1部)の欧州挑戦を経て、17年1月にC大阪復帰。12年ロンドン五輪代表で国際Aマッチ通算43試合5得点。J1通算259試合40得点。172センチ、66キロ。

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