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【町田】平河悠が相手の退場につながるドリブル突破「いい形が出た」半田のタックル誘う


G大阪対町田 前半、ドリブルで攻め上がる町田平河。左はG大阪宇佐美(撮影・前田充)

<明治安田J1:G大阪1-3町田>◇30日◇第21節◇パナスタ

FC町田ゼルビアのU-23日本代表MF平河悠(23)が、細かなところで勝利に貢献した。

左サイドで先発した平河は、U-23日本代表のチームメートでもあるガンバ大阪DF半田陸(22)とマッチアップ。序盤から直接対決となる場面もあり、この試合の見どころの1つとなっていた。

しかし、前半33分に半田が2度目の警告を受けて退場。その対決を長く見ることはできなくなったが、町田にとっては流れを変える大きなものとなった。

平河が「この試合のターニングポイント」とも振り返る退場には、平河自身も関わっていた。

それは、半田が1度目の警告を受けた前半31分のカウンターの場面。G大阪に攻め込まれた後、自陣左サイドでボールを受けた平河が一気に加速してドリブル勝負。たまらずスライディングで止めた半田が、警告を受けた。「守から攻は自分の特長でもある。いい形が出たことで、(半田)陸のイエローを誘発させたかなと思う」。結果的にはこの果敢な仕掛けが、試合展開を変えることにもつながった。

首位キープを懸けて戦った一戦での勝利に平河は「大一番で勝ち点3か1か0かで大きく変わる試合だった。そこで勝ち点3取れたっていうのは、今年の町田の強さだと思うし、優勝するにふさわしい勝ち点3なのかなと思う」と手応え。7月3日迫るパリオリンピック(五輪)のメンバー発表前最後の試合でも、チームへの貢献度の高さを示し、パリ行きを引き寄せた。【永田淳】

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