<明治安田J1:神戸3-1鹿島>◇第21節◇30日◇ノエスタ
4位のヴィッセル神戸は、10戦連続負けなしの2位鹿島アントラーズとの上位対決を制した。3試合ぶりの白星で9試合ぶりの3得点以上を記録した。
均衡を破ったのは、今季初得点の男だった。
武藤の同点弾によって、1-1の前半38分、右CKを獲得をするとキッカー・扇原のボールに反応し、一度は鹿島の選手にブロックされた武藤のこぼれ球にペナルティーエリア中央のDFマテウス・トゥーレル(25)が好反応。右足から自身が今季初得点となる勝ち越し弾を決めた。
続く後半17分には、FW大迫勇也(34)が追加点を決めた。今季5得点目は、当初はオフサイドの判定で幻のゴールになったがビデオ判定が覆ると、大迫のもとに選手が大勢駆け寄り、歓喜のムードに包まれた。
今季3得点以上となったのは、13節のセレッソ大阪戦以来、9試合ぶりだ。【中島麗】