【展望】青森は激戦区だ。今春センバツ8強の青森山田は最速149キロエースの関浩一郎投手(3年)が軸。2番手・桜田朔投手(3年)に加え、春の県大会、東北大会では2年生投手陣も奮闘し、力をつけてきた。打線は高校通算26発の4番原田純希(あつき)内野手(3年)を軸に、切れ目なく勝負強さが光る。2季連続、夏では17年以来7年ぶりの甲子園へ挑む。
春の県大会V、東北大会で準Vに輝いた弘前学院聖愛は、最速142キロエースの吹田志道投手(3年)や東北大会準決勝の盛岡大付戦で8回3安打完封を見せた芹川丈治投手(2年)が強力。伝統の「ノーサイン野球」で21年以来、3年ぶりの甲子園を目指す。
春4強の八戸工大一には技巧派左腕・杉村駿太投手、最速144キロ左腕・金渕光希投手(ともに3年)ら好投手がそろう。2年連続決勝で敗れている悔しさを晴らしたい。
青森山田と同ブロックに入った昨夏Vの八戸学院光星は、春こそ8強に終わったが、洗平(あらいだい)比呂投手(3年)ら左腕3本柱が強力。同校初の3連覇を狙う。そのほか春4強の弘前や、春8強の八戸西、東奥義塾らがいるBブロックも混戦が予想される。