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【阪神】打線お目覚め!?5・16以来の8得点に岡田監督「今日1日で終わったら一緒やからな」


阪神対中日 中日に勝利しナインを迎える岡田監督(撮影・加藤哉)

<阪神8-1中日>◇27日◇甲子園

ついに打線がお目覚め!? 阪神が終盤に猛攻を決め、4試合ぶりの勝利を奪取した。近本光司外野手(29)を今季初めてスタメンから外した一戦。打線は7回裏、4番大山悠輔内野手(29)の先制打から3者連続適時打で一挙4得点。8回にも4点を奪い、5月16日の中日戦で9得点を挙げて以来の8得点を記録した。岡田彰布監督(66)はNPB史上20人目の監督通算700勝を達成。阪神の監督通算勝利数も512勝とし、藤本定義監督が持つ球団記録の514勝まで2勝に迫った。

  ◇   ◇   ◇

4試合ぶりの勝利が決まると、岡田監督は平田ヘッドコーチらと次々にねぎらいの握手を交わした。本拠地で到達した監督通算700勝。「ああ、全然忘れてましたけどね。長いことやってたらね、増えていくと思います」。節目を意にも介さぬ指揮官は、記念のボードを掲げると、照れくさそうに拍手を浴びた。

主力外しの決断が野手陣の奮起を呼んだ。0-0のまま迎えた7回無死一、三塁。4番大山が中日梅津から左前適時打を放ち、やっと先制点が生まれた。「なんとか村上のために、どんな形でもと思っていた。それがいい結果になってよかった」。チームファーストの主砲に導かれるように、3連続適時打で一挙4得点。65イニングぶりとなる1イニング複数得点をマークすると、ついに打線が爆発した。8回にも3連続安打から4点を奪い、5月16日中日戦で9得点して以来の8得点。岡田監督も「ほんとに久しぶりなんでね」と振り返った。

この日のスタメンに「1番近本」の文字はなかった。「ずっと悪かったからや。まあいい機会やったからな。今日1日休ませようかなと思って」。前夜6打数無安打に終わるなど不調の近本を、昨年9月30日広島戦以来のベンチスタートに決めた。代わって1番に入った島田は2安打1四球と貢献。機を見る目に狂いはなかった。

大山の好調も、ずっと感じ取っていた。「フリーバッティング見ても、良くなってるいうの分かるやんか、はっきり」。試合前練習では、すみずみまで目を凝らす。いつも手にしているノックバットも大事な相棒。グラウンドをコツンコツンとつつきながら、コンディションを把握する。強く固められた土はイレギュラーするのでは? 前夜の雨を含めば、いつもとは違うはね方をするかもしれない。積み重ねてきた感覚が勝利への布石となる。

久しぶりの猛打での快勝にも、岡田監督はすぐに勝負師の目つきを取り戻した。「そんなん今日1日で終わったら一緒やからな、おーん。もう今日勝ったことは終わってるんやから」。次戦はシーズン折り返し地点の72試合目。ここからも平然と勝利を積み重ねていくだけだ。【磯綾乃】

▼監督通算700勝=岡田監督(阪神) 27日の中日12回戦(甲子園)で今季34勝目を挙げて達成。プロ野球20人目。初勝利は04年4月2日の巨人1回戦(東京ドーム)。勝利数の内訳は阪神で512勝、オリックスで188勝。

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