【町田】25年加入内定の特別指定ＦＷ桑山侃士Ｊデビューで強心臓「意外にやれたし楽しかった」

東海大のエースFW桑山侃士（2024年1月撮影）

＜明治安田J1：神戸0－0町田＞◇第20節◇26日◇ノエスタ

FC町田ゼルビアの特別指定選手で東海大4年のFW桑山侃士（かんじ、21）が、ヴィッセル神戸戦でJリーグデビューを果たした。

25年の町田加入が内定している184センチのターゲットマンは、後半31分から途中出場した。「桑山でどれぐらい起点を作れるかを見たかった」と出番を与えた黒田剛監督（54）は、そのパフォーマンスを「神戸DF相手でもかなり優位性をもって競り勝つことができていた。この経験が来季以降の町田の迫力につながればいい」と評価した。

チーム練習に参加したのは3日程度ということだが、桑山は与えられた時間でしっかりと持ち味を発揮。「どうなるかなと思っていたけど、いざピッチにはいったら意外にやれたし、楽しかった」。堂々としたプレーで、強心臓ぶりを見せつけた。

プロとしてのスタートラインに立ったことを喜びながらも、桑山は「自分のストロングポイントは前でターゲットになるところ。ゼルビアでは前からの守備が求められるので、そこをもっと増やしていきたい」と気を引き締め、さらなる成長を誓った。【永田淳】