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【阪神】佐藤輝明が適時三塁打で1カ月半ぶり打点「ホームランにならずに悔しい気持ちも」


阪神対中日 4回裏阪神2死一塁、右越え適時三塁打を放つ佐藤輝(撮影・前田充)

<阪神1-1中日>◇26日◇甲子園

阪神は延長12回の激闘の末、1-1で中日と引き分けた。NPB20人目、岡田彰布監督(66)の監督通算700勝はお預けになったが、今季5度目の執念ドローで2位をキープ。中でも明るい光は再昇格後初、実に1カ月半ぶりの打点を挙げた佐藤輝明内野手(25)だ。0-0の4回2死一塁で、涌井から右翼フェンス直撃の先制タイムリー三塁打。結局1点止まりで貧打は変わらずだが、背番号8が打てば打線も乗ってくる。

甲子園に残った虎党は、最後まで声援を送った。ただ、届かなかった。3時間59分の熱闘。最後は延長12回、今季5度目の引き分けに終わった。岡田監督の監督通算700勝は、またもお預けとなった。直近5戦は全て2点以下と打てない。9回裏は1死満塁、延長10回裏は2死一、三塁のチャンスをつくるも、もうひと押し足りなかった。前夜、0-1で敗れた試合後には「内容的には最近ではまだ良かったよ」と話していた岡田監督は「戻ってしもたな、フライアウトばっかりやろ、今日は」と厳しかった。

勝利はならなかったが、佐藤輝に飛距離が戻ってきたことが大きい。0-0の4回2死一塁。中日涌井の初球120キロカーブを前さばきで捉えた。右翼フェンス直撃。特大の先制適時三塁打でチーム18イニングぶりの得点を呼び込んだ。

「打った感触が良かったので、ホームランにならずに悔しい気持ちもありますが、緊迫した試合展開の中で先に点を取ることができてよかったです」

確かに、三塁ベース上では悔しそうな表情も垣間見えた。「いったと思ったんですけど、風と甲子園にやられましたね」。前日の4打席を終え、ついに100打席連続でノーアーチ。この日も合わせると105打席で、ノーアーチは自己ワーストを更新し続けてしまっている。それでも、貴重な1点をもたらしたのは事実。5月11日のDeNA戦以来、1軍では自身1カ月超出ていなかった適時打だ。2軍調整をへて、7日に1軍昇格してから44打席目での初打点を決めた。

これで3試合連続安打と上昇気配だ。7回には、今度は左中間への大飛球。凡打でも、左腕斎藤から手応えのある当たりだった。さらに延長11回にも祖父江から左翼ポール際への左飛。惜しかった。惜しいだけに、虎党のため息も漏れた。

延長12回では痛恨のミス。先頭福永の打球をさばけなかったが、なんとかしのいだ。1軍再昇格後は11試合目で初の失策。それでも仲間が無失点で切り抜けてくれた。今季はすでに23日間の2軍生活を味わった。このまま最後まで主軸として完走するのみ。背番号8のバットに爆発の予感が漂ってきた。【中野椋】

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