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アンダースローの桐蔭学園・杉本早由紀 エースとして「勝ちにこだわる投球を」意気込み/神奈川


夏の大会へ向け意気込む桐蔭学園・杉本投手(撮影・深田雄智)

「絶滅危惧種」がチームを25年ぶりに神奈川の夏の頂点へと導く。桐蔭学園の杉本早由貴(はるき)投手(3年)はアンダースロー特有の下から伸び上がる直球をコースに投げ分け、変化球を織り交ぜて打たせて取る投球が持ち味だ。

野球界で希少なアンダースローは「絶滅危惧種」とも表される。その出合いは中学1年の頃、当時の監督に突然打診されたのがきっかけとなった。「シャドーで投げてみろと言われて感触が良かったので、今日からアンダーで行くぞ、となりました。元々興味はありましたし、上投げの時から投球時の軸が横だったのもあって、すぐに習得できました」。高校入学後は下半身強化を続けてきた。「アンダースローは下半身の使い方がより重要になります。特に軸となる右足を中心に鍛えています」。

日頃の練習をアンダースローのために注ぎ込むエースを片桐健一監督は「試行錯誤の繰り返し方が上手で、アンダースローを磨きたいという一心を日々の練習から感じる」と評価。「もっと伸びると思うから今は厳しく指導しているが、杉本だったら任せられるという安心感はあります」と絶大な信頼を寄せる。

春の神奈川大会では4回戦で強豪・東海大相模と対戦。0ー1で敗れたものの、唯一の失点はボークであり、7回被安打4と好投を見せた。「勝たせることができず悔しかったです」としつつ、「強みである直球をうまくコースに集められたの良かったと思います」と今夏への手応えはつかんだ。エースとして「勝ちにこだわる投球をしていきたいです」と変則的な技巧派右腕は最後の夏に勝負を懸ける。【深田雄智】

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