動画配信サービス「DAZN」のオリジナルドキュメンタリー「SHINJI ONO」（26日配信スタート、全3話）のプレミア試写会が24日、都内で行われ、昨季引退した小野伸二さん（44）がトークショーに出席した。
小野さんが引退発表から、北海道コンサドーレ札幌で最後の試合に向かうまでの密着のほか、故郷の静岡でのサッカーの原点、オランダを含む海外挑戦の縁の地を訪れながら現役生活を振り返る内容だ。
ファンからの質問コーナーで「プレーしたかったチームは？」と問われると、小野さんは「バルセロナでプレーしたかった」と明かした。「パスサッカーが魅力的に感じた。ああいう選手とやると、どういうサッカーになるかなという感覚で見ていた。自分がその中でプレーしているイメージもしていた。バルセロナは特別ですね。今もやはり、バルサを見てしまいますね」と話した。
現役時代は「優しいパス」で好機を演出。「パスが受けやすかったという選手は？」との問いには「もう、（中村）俊輔さんじゃないですか」と即答。「どのパスもそうですけど、言葉、意図が入っている。こうしてほしい、こうしなさいと言われているような。スムーズになる。こういう選手に出会えることはまれ。短い期間しかやってないですが、そのときは幸せな時間で、もっとやりたかった」と懐かしんだ。【岩田千代巳】
