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阪神岡田彰布監督(66)が、打撃論を熱弁した。リーグワーストのチーム打率2割1分9厘の現状を打開するため、阪神ナインへ前さばきの打撃をあらためて要求。「基本的にウチは泳ぐのが嫌や言うバッターが多いからな、結局。逆やって。それは今までの染み付いとる話や」などと話した。
阪神岡田監督の一問一答は以下の通り
◇ ◇ ◇
-「ポイントは前で」と何度も言ってきた。基本的には速い真っすぐを前で捉える
真っすぐはな、変化球は泳いだらええんよ。(22日の)大山のホームランでも、泳いだホームランやんか。あれを見てどう思うかやろなあ。差し込まれたばっかりの選手がなあ。あの最後のインパクトをな、こういう打ち方を見てなあ。
だから基本的にウチは泳ぐのが嫌や言うバッターが多いからな、結局。逆やって。それは今までの染みついとる話や。引きつけて打て、引きつけて打てばっかりのな、練習しとったから。あれは悪影響。一番悪影響。引きつけるんじゃない。自分のポイントまで持ってきて打ついうことと勘違いするもんな、引きつけて引きつけて体の近いとこ近いとこて。
-以前は詰まるバッティングが良しとされてなかった
オレらは詰まる方が嫌やったわ。詰まってセカンドの上にポテンヒットはあんなんヒットちゃう。一番打てたんは佐野(仙好)さんや。片手で三遊間のゴロのヒットばっかりやん、ばっかり言うたら怒られるけど(笑い)。ちゃんと打ってる時もあった。
前から言うてるけど右バッターの醍醐味(だいごみ)は三塁線をファウルならんとゴロで抜けていくツーベース、これが一番ええ打ち方よ。ファウルにもならないやつな、一番悪いので片手で三遊間にゴロで打つ、リストが返るからショート追いつけへん。
平田(勝男ヘッドコーチ)は三遊間打ったらスライス回転になるから、カット打ちやから、ショートが追いつくんよ。でアウトになる。俺ら片手でカーンとリストをかえすから、こういう回転やからショートは追いつかへんやろ。三遊間のゴロでショートが追いつくのはあれ、打ち方が悪いんよ。スライス回転でショートにかえってきよんねん、野手の方に。だから、リストをポンッと、最後片手でクッとやったら、ドロー回転なるんやから、ショートが追いつけへんやんか。
(平田ヘッドコーチは)だから絶対捕られよった。三遊間のヒットあれへんもん、あいつ。なんぼ走ってもアウトや、ファースト。足が遅かったから、三遊間捕られたら絶対アウトやから。
-三塁線への強い打球が行くのがいい
大山が久しぶりに初球変化球ガーンとこねて、三塁側にファウル打っとったなあ、カメラマン席に。あんなん久しぶりに見たよ、おーん。初球をなあ、あれは打ってるんちゃう、自然に体が反応しとんねん、あれ。
ストレート狙いで打ちに行って、変化球来たけど体が反応したけど、これはタイミング合ってないと思って、ファウル打つ。ほんならまた勝負できるやんか、ファウルしたら。そこで何が何でも打ちにいくから、ポーンッて打ったら内野フライで1球でアウトになんねん。1球ファウル打ったらええねん。ほんならまた仕切り直しでなあ、勝負できるわけやから。そんなもん、体の反応やで。
-今の状態を見ていたら大山は4番を任せられる
4番打つやつおれへんやんか。
-大山は兆しが
いやいや、もう実際フリーバッティングとか見ても、良くなってるいうの分かるやんか、はっきり。佐藤(輝)なんか上がってきても分からへんやんか。みんな最初のヒット2本打ったからって、こんな復調したって、あんなお前、外のセンターフライのゴロと、スライダー差し込まれたセカンドの頭の上のな、ちょっと差し込まれたドライブかかった打球で。
佐藤悪なってるよ、だって打率見てみい、上がってきて下がってるやんか。まだ落ちる前の方が良かったよ、打ち方はな。今のほうが悪いよそら。ほんま、また2割切るで、このままじゃ。なんとかせんとなあ、そらお前。