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小山台、14年センバツ以来の甲子園出場へ キーアイテムは「3種類の野球日誌」/東東京


夏の大会に向けて意気込む小山台・笹谷主将(撮影・水谷京裕)

3種類の野球日誌が甲子園出場に向けてのキーアイテムとなる。

18、19年と2年連続で東東京大会準優勝の実績を持つ小山台(東東京)だが、練習環境は決して恵まれているとは言えない。完全下校が17時のため、学校での練習時間は実質80分間程度。グラウンドも他の班(小山台は部活動のことを班活動と呼ぶ)と共用。野球場で実践練習を積む日数も限られている。

だが、悲観することばかりではない。笹谷亮斗主将(3年)は「本当に難しい部分は多くあるんですけど」としつつも「逆に言うと家での時間がいっぱいある」と話す。その自宅で過ごす大切な時間の中の1つが3種類の野球日誌を書く時間だ。

野球の練習から私生活に至るまで、自身が感じたことを日々書き込む「個人日誌」。80人の班員全員がチーム全体に対する思いを順番に書く「班日誌」。そして、中でも異色と言えるのが「技術ノート」。福嶋正信監督(68)が作成した投球や打撃フォームの連続写真を、それぞれの技術ノートに貼り付けてフォームの修正点などを分析する。柏木健吾内野手(3年)が「(技術ノートは)個人日誌の技術版だと思います」と語るように、「個人日誌」が己の心と向き合うものならば、「技術日誌」は己の技術力向上を図る上で必要不可欠なものだ。

笹谷主将は今年のチームの強みを「どこの打順からでも点数が取れる」と分析する。3種類の野球日誌を書き続けてきたことで得られた分析力を武器に、21世紀枠としてセンバツに出場した14年以来の甲子園出場を狙う。【水谷京裕】

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