starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【巨人】阿部慎之助監督「ミスしてもいいよ、僕が謝る」捕手大城卓三3年ぶり一塁 内野改造打線


巨人対ヤクルト 3回裏巨人1死三塁、ヘルナンデスの打球がリクエスト判定で左越え2点本塁打となり、手をたたきながらほえる阿部監督(撮影・河田真司)

<巨人4-3ヤクルト>◇23日◇東京ドーム

内野改造打線が機能した巨人が、4試合ぶりの勝利で借金を返済した。阿部慎之助監督(45)が3年ぶりに本来は捕手の大城卓三(31)を一塁に抜てきし、5番に配置。3点リードの3回2死から、左翼フェンス直撃二塁打で追い打ちすると、次打者吉川の適時二塁打で生還した。一塁から三塁の守備に回った4番岡本和の後ろで、クリーンアップとして攻勢を強めた大城卓に、同監督は「(守備は)目をつぶんないとどうしようもないのでね」と打線強化が功を奏した。

一塁の守備は、21年10月7日ヤクルト戦以来990日ぶりだった。初回の守備では、ヤクルト丸山和の投手正面の犠打に反応し過ぎて、二塁吉川のベースカバーが遅れたが、想定内だった。阿部監督は試合前に「もうお前がミスしてもいいよ、僕が謝るから」と打撃重視で送り出していただけに、おとがめなし。5試合ぶりの4得点以上で、1点差にまで迫られながら最後は逃げ切った。

肝を据えて采配を振る。アクシデントで先発を回避した菅野の代役に「度胸試しだな」と1年目左腕の又木を選択。4-3と1点差で迎えた終盤では、7回高梨、8回ケラーと、前夜に打ち込まれた2人をあえて投入し、リベンジ登板で逃げ切った。「僕はそういうのが好きなので」。打たれた翌日にやり返す機会を与えたのも、阿部監督流の起用策だった。

前夜3三振に終わったベテラン坂本を、ベンチに置いて着手した改造打線だった。「体調も考慮して外しているけど、本人も内容が良くないのは知っているはずなので。週明けは分からないけど(二岡)ヘッドコーチと相談して決めます」と、次戦以降の起用に含みを持たせた。勝率5割に戻し、0・5ゲーム差で追う3位DeNA戦(25日、新潟)に向け「とにかく1戦1戦。短期決戦とまで言わないですけど、長い目で見ることなく、目先の1試合をみんなで頑張りたい」。公約通り新風を吹かせながら上位に食らい付く。【栗田成芳】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.