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レアル・ソシエダードのナイジェリア代表FWサディク(27)が今夏、チームで最も他のクラブから興味を持たれている選手になっていると、クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコ電子版が22日に報じた。
サディクは昨季、クラブ史上最高額の移籍金2000万ユーロ(約33億円)でRソシエダードに加入するも、早々に前十字靭帯(じんたい)断裂の重傷を負い、シーズンを棒に振った。再起を期待された今季も真価を発揮できず、リーグ戦最後の10試合の出場時間はわずか22分と、再び不本意な形でシーズンを終えることになった。
クラブはこの状況に加え、センターフォワードのポジションで来季オーバーブッキングが生じることを考慮し、サディクを今夏の移籍市場で放出する意向を持っているとのことだ。
Rソシエダードでは来季、カルロス・フェルナンデスとサディクの契約がまだ残る中、本来左ウイングのオヤルサバルが再びセンターフォワードでプレーする予定で、さらに今季期限付き移籍していたカリカブルが戻ってくるため、センターフォワードは飽和状態になる。
サディクはここ2年間、皆を納得させるパフォーマンスを発揮していないものの、市場価値は1000万ユーロ(約16億5000万円)を下回っていないため、売却するには十分な価値がある。
現時点で具体的なオファーは届いていないが、ヘタフェ、アラベス、トラブゾンスポル(トルコ)、イタリアやサウジアラビアのクラブなどから問い合わせがあり、サディクは現在、チームで最も他のクラブに興味を持たれている選手となっている。(高橋智行通信員)