北海道栄が快勝発進 尼崎出身コンビ、松本イアン元輝＆エース下山大楽が活躍／南北海道室蘭地区

北海道栄対苫小牧高専　6回裏1死三塁で右前適時打を放った北海道栄の松本（撮影・中島洋尚）

＜高校野球南北海道大会室蘭地区予選：北海道栄8－0苫小牧高専＞◇22日◇1回戦◇北海道・とましんスタジアム

第106回全国高校野球選手権の地方大会が、全国のトップを切って沖縄と南北北海道で開幕した。南北海道の室蘭地区では、昨夏、南北海道大会準優勝した北海道栄が7回コールドで苫小牧高専を下し、初戦を突破した。

兵庫・尼崎出身の5番・松本イアン元輝（2年）が公式戦初安打を含む4打数2安打1打点と活躍。最後は7回2死から登板した兵庫・西宮出身で最速147キロ右腕エース下山大楽（3年）が三振を奪い、試合を締めた。

自宅が今年100周年の阪神甲子園球場から30分圏内という2人が期待通りの働きを見せ、2回戦は25日に、20年前の夏の甲子園覇者・駒大苫小牧と対戦する。昨秋は先制しながら2－4の逆転負けを喫した相手だけに、松本は「まずはみんなで室蘭地区を勝って、最終的には甲子園に行きたい」。南北海道を制しての“里帰り”に向け闘志を見せた。