株式会社西武ホールディングスの定時株主総会が21日、埼玉・所沢市内で開催された。
19勝44敗、借金「25」で最下位と苦しい状況が続いているチームについて、質疑応答の場面で株主からさまざまな声が飛んだ。株主の1人は「今年は非常に残念な結果が続いていて、悲しい気持ちでいっぱいです。西武ライオンズについては強いチームという印象がありました。監督などはライオンズのOBでなくても、勝てる監督を選んでほしいと思います。勝てることにこだわってください」と声を上げた。
これに対して奥村剛球団社長（56）は「日頃より温かいご声援をいただきまして誠にありがとうございます。シーズン成績がふるわず、大変皆さま方にはご心配と、ご期待にお応えできないことに大変申し訳なく思っております。監督の人事のことにつきましては、チームの現状や、成績を分析して、球団内で議論を重ねまして、今回につきましては、監督代行に現状をよく把握している、そしてシーズン中でもあることから、渡辺（久信）ゼネラルマネジャーに監督代行をお願い致しました。まずは、この布陣でしっかりと上位を目指して、もう1度勝利に執念を持って戦っていく所存でございますご意見につきましてはしっかりと受けとめて、これから勝てるチームをつくって参りたいというふうに考えています」と回答した。
チームの不振から5月26日をもって松井稼頭央監督（48）が休養。交流戦から渡辺久信GM兼監督代行（58）が指揮を執っている。この日からリーグ戦再開となり、敵地でオリックスと対戦する。「勝てないと見に行かない」、「勝つことが最大のファンサービス」という声も飛んだ。
