首位に勝ち点2差の2位につける鹿島アントラーズのポポビッチ監督(56)が21日、浦和レッズ戦(22日、埼スタ)に向け取材に応じた。「Jから世界に発信できるような高いクオリティーの試合を見せる」と意気込んだ。
ポポビッチ監督は、浦和の選手の確かな力を強調。「ベンチの選手を見ていても、酒井宏樹、リンセンと、レベルが高い選手が控えている。層の厚さ、質の高さを示している」と分析した。
鹿島の土俵で戦う重要性を挙げ「我々のチーム力、個の能力で浦和に負けるとは思ってはいない。我々もチームの強さを見せられる試合にしたい」と話した。
埼玉スタジアムのチケットの発券状況は、18日時点で4万6000枚を超え、5万人を超えるサポーターが駆けつけることが予想される。
ポポビッチ監督は「浦和はクラブとして素晴らしいし、サポーターの熱量もある。総合力でJの中でもトップクラスのクラブ。我々もJの中でトップクラブ。互いの良さをぶつけあって、Jから世界に発信できるようなクオリティーの高い試合を見せること。そこが選手のモチベーションになる」と述べた。
鹿島と浦和の対戦は、22、23年と4試合続けてドローで、勝ち点1を分け合っている。オリジナル10のクラブの対決に、3年ぶりに決着がつくか-。