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【阪神】大山悠輔「前を向いて、しっかり頑張ります」4番復帰濃厚な主砲がリーグ戦再開へ決意


打撃練習に励む大山(撮影・加藤哉)

帰ってきた4番が再奪首を導く! きょう21日からリーグ戦が再開し、阪神は甲子園でDeNA3連戦に臨む。不振で降格していた大山悠輔内野手(29)が戦列に戻り、ほぼベスト布陣が集結。20日の1軍練習に合流した背番号3は「前を向いて、しっかり頑張ります」と決意表明した。首位広島を2・5差で追うセ界2位ながら、借金4の交流戦は打線が1試合平均2・1得点と低調。4番復帰が濃厚な主砲とともに一気のお目覚めといきたい。

   ◇   ◇   ◇

タテジマの背番号3が、16日ぶりに甲子園に帰ってきた。1軍ナイン、スタッフと握手を交わし、笑顔も見せた。フリー打撃では、ケージから甲子園の空に、次々と高い角度がついた打球を飛ばした。みんなが大山を待っていた。

「明日から前を向いて、しっかり頑張ります」

多くの報道陣を引き連れ、うなずきながら短い言葉に決意を込めた。リーグ戦が再開する21日のDeNA戦で出場選手登録される。ここからが本当の仕切り直し。大山にとってもチームにとってもリスタートだ。

打撃を見守った平田ヘッドコーチからは「すごい、いいやん。鳴尾浜は暑かったやろ?」と声をかけられ、申し訳なさそうにペコリ。体のキレを心配していた岡田監督も「前より良かったよ」と認めた上で、あとは結果で応えるように求めた。「もうゲームやんか。ゲームでどんだけ結果が出るかいうことやんか」。

大山も4番打者として、チームを勝たせることが最大の責務と胸に刻んでいる。昨オフの契約更改では「連覇することしか考えていない。そこが第一」と誓った。球団初のリーグ連覇へ「全ての面でしっかりやらないと。プレッシャー10割、期待10割、不安10割」と吐露したこともある。並々ならぬ覚悟で、再昇格のDeNA戦を迎える。

チームは離脱時と同じ貯金2で踏ん張っているが、打線復活の兆しは見えていない。借金4に終わった交流戦18試合は1試合平均2・1得点。打率1割9分9厘、3本塁打にとどまる自身の不振が得点力低下を招いたことも否めない。降格中のチームは6勝7敗。本来の状態でラインアップに戻ることが、攻撃力アップへの絶対条件といえる。

大山は直近2年の交流戦明けは2試合で3本塁打をマーク。DeNA戦は昨季、カード別最多の6本塁打をマークした好相性も追い風だ。大山が本来の4番に収まれば、岡田監督が理想としている開幕当初のオーダーも再び組める。交流戦を借金4でしのいだ阪神は、首位広島を2・5ゲーム差で追う。役者がそろってさあ6月反攻だ。【柏原誠】

◆今季の大山 開幕から不振にあえぎ、4月14日中日戦では5番に降格。22年9月6日ヤクルト戦からの連続試合先発4番出場は、173で止まった。5月16日中日戦ではスタメン落ち(守備から出場で1三振)し、6月4日楽天戦では途中出場もなく欠場。スタメン落ちと欠場は、新型コロナウイルス感染で抹消されていた22年8月18日ヤクルト戦以来で、翌5日に1軍登録を抹消された。出場53試合で打率1割9分9厘、3本塁打、19打点。不振による2軍落ちは、入団2年目の18年以来。体のキレを戻すことを目的に出場したウエスタン・リーグは、4試合で0本塁打、1打点、打率1割6分7厘だった。

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