【巨人】大勢が３者連続三振、最速155キロ 中川皓太１回無失点、リリーバー２人が実戦復帰

セガサミーとのプロ・アマ交流戦で登板する巨人6番手の大勢（撮影・江口和貴）

巨人のリリーバー2人が実戦の舞台に戻ってきた。阿部監督が視察する中、大勢投手（24）がセガサミーとのプロ・アマ交流戦（ジャイアンツ球場）で9回から登板。

先頭に右前打こそ許したものの、次打者を犠打を許さない剛速球で空振り三振に仕留めた。最速155キロをマークし3者連続三振。8回には中川が登板し1回無安打1四球。阿部監督は「ゲームにこうやって投げられるようになったんで、だいぶ前進したと思います」と話し、故障班から2軍へ合流させる方針を示した。

7月21日までの前半戦中の1軍再合流を目指す。セットアッパー中川が左膝痛、抑え大勢が右肩違和感で不在でも、中継ぎ陣の防御率は2・30と大健闘しながら上位争いを後押し。同監督と視察した杉内投手チーフコーチは「オールスター前に戻ってこられれば万々歳。7月初めでもいけるんでしょうけど」と慎重に見極める。大勢も「誰かに勝たないと入れない。しっかり準備をして上がりたい」と競争を強く意識した。