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【ソフトバンク】山川穂高21試合ノーアーチも「よく我慢」小久保監督が目を細めた打席での姿勢


ソフトバンク対ヤクルト 7回裏ソフトバンク無死一、二塁、山川は中前に適時打を放つ。投手吉村(2024年6月11日撮影)

ソフトバンク小久保裕紀監督(52)が19日、21試合ノーアーチの山川穂高内野手(32)の復調に太鼓判を押した。本塁打を求めて強引な打撃にならなかったことを「よく我慢していた」と評価。本拠地・みずほペイペイドームでの全体練習中に、自身の現役時代の経験を踏まえ、山川と約5分間のスラッガー談議を行った。リーグ戦再開となる21日ロッテ戦(北九州)からの爆発に期待だ。

   ◇   ◇   ◇

本拠地の遊撃位置が、ミーティングの場になった。小久保監督と山川が約5分間、互いにうなずきながらスイングの動きなどを確認。その後、小久保監督が会話内容の一部を明かした。

「スッキリしたか? という話。セ・リーグのピッチャーと水が合わんかったと思っといたらええわ、という話はしました」

山川は5月22日の楽天戦で2打席連続本塁打を放ったのを最後に、21試合89打席で本塁打がない。交流戦も18試合で打率2割3厘、3打点に終わった。それでも小久保監督が目を細めたのは、強引な打撃にならなかったことだった。

「もっとボール球を振ったり、マン振りしたり、ホームラン狙いが明らかみたいな打席が増えるんだけど、それがなかった。そのへんは我慢を覚えたというか。ホームランバッターはホームランが出ないと強引になるんやけど、よく我慢していたなと」

通算413本塁打を放った小久保監督。「俺も1カ月あったね。ヒットになっても納得できん」という経験があり、マン振りを繰り返したことがあったという。「結局そこで1本出たとしてもあとが続かんから。昔の経験からすると、それはするべきじゃない」。山川の打撃は大崩れなどしておらず、過度な心配は無用のよう。監督とのスラッガー談議を終え、山川も「強引になって打てなかったことはいっぱいある。だから強引にいっても仕方がない。その都度の体の状態と、バッティングの状態を含めてその場でできるベストを尽くす」と足元を見つめた。

目指すは「目先の1本」にあらず。残り81試合の長期スパンで結果を出すための「いい打ち方」を築くことだ。小久保監督も「試合もまだまだある。残りで20本~30本打てば形になる」と復調に期待した。12本塁打、48打点は今もリーグトップ。山川は黙々と牙を研いでいる。【只松憲】

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