ヴィッセル神戸は19日、学校訪問事業「GOAL for SMILE」を実施した。
この事業は神戸の公式戦1ゴールにつきサッカーボール4球を神戸市内の小学校へ寄贈するもので、今回は5月29日の第1回に続く今季2度目の学校訪問。この日は14選手が42校を訪れ、生徒と交流した。
須磨区の花谷小学校には、同校卒業生のDF岩波拓也（30）が訪問。前日に30歳の誕生日を迎えたばかりの岩波は、6年生約50名からバースデーソングのサプライズで迎えられた。
質疑応答では妻についての質問が多く苦笑いする一面もあったが、岩波は「夢や目標を持ちながら過ごして、なりたい自分を想像して頑張ってください」と母校の後輩にエールを送った。
神戸に復帰した今季はリーグ2試合、ルヴァン杯2試合の出場にとどまっている岩波だが、30歳という節目を迎え、ここからの貢献に向けて気持ちを新たにした。
「（30代に）いよいよ来てしまったなっていう思いもあるけど、思ったほどしんどくはなってない（笑い）。ここからラストスパートではないけど、ここからどれだけできるか。バリバリやっている神戸の選手たちを見るとまだまだやれると思うし、刺激をもらいながら過ごしたい」。
母校を訪れて「サッカーの楽しさ、サッカーができる喜びを持ち続けることが1番」と初心に帰ったセンターバックは、充実した表情でここからの巻き返しを目指す。【永田淳】
