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【とっておきメモ】日本ハム細野晴希、名門の付属中で「あ、無理だわ」甲子園を巡る物語とは…


阪神対日本ハム 5回裏阪神1死一、二塁、小幡に四球を与えたところで降板となり、新庄監督(右)にタッチで迎えられる細野(撮影・前田充)

<日本生命セ・パ交流戦:阪神2-1日本ハム>◇18日◇甲子園

「日本生命セ・パ交流戦」で、日本ハムの22歳新人バッテリーがデビューした。阪神戦で、ドラフト1位細野晴希投手と同2位進藤勇也捕手が、球団では78年ぶり2度目となる、新人のデビュー戦先発バッテリーを結成。細野は4回1/3を2安打1失点で6奪三振。勝敗はつかなかったが4回2死まで完全投球を披露するなど、ルーキーコンビで、甲子園球場に詰めかけた虎党をざわつかせた。試合は延長11回、サヨナラ負けを喫した。交流戦は全日程を終了し、リーグ戦は21日に再開する。

   ◇   ◇   ◇

近かったような、遠かったような甲子園だった。地元の東京・八王子市の隣、あきる野市には甲子園常連の東海大菅生(西東京)があった。当時小学生だった細野は「甲子園、目指したいな」と、東海大菅生中に入学。2年時の15年春センバツではアルプススタンドで声援を送った。憧れの先輩の近くで練習することもあった。

ただ、そこで感じたことは「あ、無理だわ。こんなに練習できないわ」。想像を超える猛練習に、描いていた青写真は崩れた。中学時代は都大会優勝など実績を残したが、東海大菅生高ではなく、チームメートに誘われ、89年夏以降、甲子園出場のない東亜学園(東東京)に進学した。

甲子園を諦めたわけではなかった。U17代表東京都選抜にも選ばれた。「東亜もキツかったですね。でもめちゃくちゃ(監督やコーチからの)愛があって、やりがいはありました」と、濃密な3年間だった。でも、甲子園は「ほど遠すぎて…」。

追い続けたけれど、どこか距離を感じていた甲子園。そんな場所で、細野が堂々と、記念すべき1軍デビューを飾った。【黒須亮】

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