starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【東京V】パリ五輪候補の山田楓喜が心身消耗から回復し完全合流「強気なプレーは見せられる」


東京V山田楓喜(2024年4月7日撮影)

心身の消耗で完全休養していたパリ・オリンピック(五輪)代表候補の東京ヴェルディMF山田楓喜(23)が18日、チームの全体練習に合流した。雨中のトレーニングを終えた後にメディア対応し、「監督が言うことですけど、出ろと言われればすぐに出られる。頭の整理もできた」と意欲的に話した。

山田楓はパリ五輪切符を懸けたU-23アジア選手権で主力メンバーの1人として大活躍。決勝のウズベキスタン戦でも決勝ゴールを決めるなど2得点1アシストを記録し、チームの五輪切符獲得に貢献した。しかし帰国後、本来とは程遠いプレーで、5月22日のYBCルヴァンカップのサンフレッチェ広島戦(2-3)を最後に欠場。練習からも姿を消した。城福監督は「1つの大会を乗り切った後にバーンアウトというか、やり切った感がバーッと疲労が出てくることがある」と説明し、期限を設けず休養を与えていることを明かした。

チーム合流を果たした山田楓はこの日、心身の不調をきたした理由について「(アジア選手権中は)ずっと張り詰めた中で頭も休めず、考え事をしていた」と明かした。

「そういうの感じないタイプだと思っていた。どっかでそういう疲れが、ないと感じていた時にグイッと来た時に対応しきれなかった。オンとオフの切り替えをちゃんとしないといけないなと思います」

休養期間中は完全にサッカーを忘れるように努めた。実家にも戻り、家族とも時間を過ごし、地元の友人らとサウナに行ったりリラックスして過ごした。

U-23日本代表の米国遠征メンバーの発表もまったく気にしていなかった。発表直後にX(旧ツイッター)のトレンドに自分の名前が挙がっていることを友人から知らされ、「オレ何かやらかしたんかなと思った」というほど。SNSも見ないようにしていた。

「注目浴びるのはうれしいことですけど、その間は(ネット情報など)何も見ずにサッカーのことを忘れて過ごした」と徹底した。

城福監督らスタッフとも連絡は取らず、東京Vの試合もまったく見ていなかった。「自分のモチベーション、コンディションを整えるためにそういうのも1回大事やなとと思ったんで。逆に自分の心に火を付けるためには、見ないのも大事やった」。

ただ、今月2日にチームは北海道コンサドーレ札幌に勝利し2連勝となったことを友人を通じて知ると、「俺がおらんのに2連勝してるわ、と聞いて。(サッカーを)やりたいのとクソッという気持ちが出てきたので、これは順調に戻っているなと思いました」。

休養期間中はフィジカルトレーナーとドクターと状況に伝えることで、チームに情報は入っていた。1週間ほど前からチームに戻り、ジムでコンディションを整え、チームの練習にも部分的に参加できるようになった。そしてこの日、チーム練習に完全合流し、ゲーム形式のトレーニングではシャドーに入ってプレーした。

「久しぶりにゲーム形式にも入ったので楽しかったし、みんなとサッカーできて楽しかった。サッカーの楽しさというのを確認というか、感じられて良かった。シャドーは今日しかやっていないので、全部分かりきっていないけど。チームがやることは特に変わらないし、自分のやるべきことも、チームのやるべきことも変わらない。そういうベースの上での立ち位置なので問題なくやれると思う」

前半戦最後となる22日の名古屋グランパス戦(味スタ)に向け、意欲は高まっている。「準備してきてはいるので、選ぶのは監督ですけど、メンバーに入ったら今まで以上に自分らしい強気なプレーはもう見せられる。楽しみにしてくれていると思うので、自分らしく気負い過ぎずにやりたい」。

チームの大黒柱・森田主将が負傷離脱中で、10番を背負うMF見木も警告累積で出場停止となる苦境だが、東京Vが誇る「悪魔の左足」がついに帰ってきた。【佐藤隆志】

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.