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大谷翔平「父の日」に1試合2発 離脱の山本、ベッツの思い胸に「フレディ・ダンス」でチーム鼓舞


ドジャース対ロイヤルズ 3回裏ドジャース1死、左中間へ本塁打を放つ大谷(撮影・横山健太)

<ドジャース3-0ロイヤルズ>◇16日(日本時間17日)◇ドジャースタジアム

【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)16日(日本時間17日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(29)が父の日に2打席連発となる1試合2発をマークした。ロイヤルズ戦に「2番DH」で出場し、3打数2安打2打点。第2打席で先制18号、第3打席で追加点となる19号ソロを放ち、チームの勝利に貢献した。右肩腱板(けんばん)の損傷で負傷者リスト(IL)入りした山本由伸投手(25)や、不動の1番ムーキー・ベッツ内野手(31)の左手骨折などアクシデントが続く中、元気な姿を見せた。

   ◇   ◇   ◇

仲間の思いも胸に、大谷が打った。3回の第2打席で中堅左へ完璧な一撃。「あそこの方向に飛距離が出ているということはまず、いい状態じゃないかなと。気持ちいい感覚だったなと思います」。6回の第3打席では、右越えに角度39度で高々と打ち上げた。チームを鼓舞する2打席連発。父の日に初の2本塁打で勝利に貢献し、「あまり今まで打っている思い出はなかったですけど、まずは打てて、シリーズ勝ち越せて良かった」と頬を緩めた。

三塁ベースを回る度、両手を左右にフリフリする「フレディ・ダンス」を披露した。山本の離脱で大きな痛手を負ったチームを鼓舞。自身も1年目の6月に右肘の靱帯(じんたい)損傷で約1カ月欠場し、無念の気持ちは痛いほど分かる。

「調整も人一倍頑張っていたと思いますし、見ていて、そう思うので、そこのケア不足とか、もちろんないと思いますし、全部を全力でやっているのを見ているので。本人が一番悔しいと思います。早い段階で帰って、いい状態で投げられるようにサポートしたい」

MVPトリオをリードし、攻守の要だったベッツも左手骨折で長期離脱を強いられる事態となった。アクシデントが重なり、投打の軸が同時に離脱。大谷は「チーム全体にとってタフな瞬間ではあると思う。欠かせない選手だと思いますし、ただ、起きたことは起きたこととして、本人の早期回復を祈りながら、それをカバーできるように頑張りたい」と、選手たちの心構えを代弁した。

くしくも過去6年間、ほぼ同時期に故障者続出による正念場を迎えた。夏場にかけて沈んだエンゼルス時代のように、引きずる訳にはいかない。だからこそ、2本塁打をマークした以上に、勝ち切ったことに意味がある。最近5試合は得点力不足の状態だったが、「いい形に早く持っていけるように、1試合1試合、進歩はしているかなと思います」と前を向いた。

ロバーツ監督の構想では、1番ベッツの代役は大谷が起用される見込み。同監督が「我々にはいい選手がたくさんいる。大丈夫だ」と話すように、選手層の厚さがド軍の強みだ。現在貯金15で、ナ・リーグ西地区の首位を独走する。大谷は繰り返し言った。「みんなでカバーしていくしかない」。ドジャースの全員野球。その先頭に立つ。

◆大谷と父の日 本塁打はエンゼルス時代の21年タイガース戦(同点本塁打)、23年ロイヤルズ戦(逆転本塁打)に次ぎ、日米を通じて3、4本目。1試合2本は初めて。昨季に続いて勝利打点付きのVアーチとなった。

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