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<欧州選手権(ユーロ2024):スペイン3-0クロアチア>◇15日(日本時間16日)◇1次リーグB組◇第1節◇ベルリン
UEFA欧州選手権(EURO2024)の1次リーグB組で、3大会ぶり最多4度目の優勝を目指すスペインがクロアチアに3-0で快勝し、白星スタートを切った。
スペイン代表のデラフエンテ監督(62)は試合後の記者会見で「ファビアン(ルイス)と、わずかミスを犯したものの素晴らしいパフォーマンスだったウナイ(シモン)にあげたい」と満足げに語った。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。
デラフエンテ監督はまずクロアチア戦について、「選手たちは驚異的な試合をしてくれたし、誇りに思っている。彼らは貪欲で、満足することがない。我々は素晴らしいチームだが、もちろん改善の余地がたくさんある。私はこのチームとワーキンググループにとても満足しているし、この勝利を祝ってくれたすべてのスペイン人のことを考えると幸せだ。しかし、我々は地に足をつけているし、今夜が終わったらすぐにイタリア戦のことを考えなければならない」と重要な勝利に浮かれることなく、喜びをかみしめていた。
クロアチアよりもボール支配率が低かったことについては「我々のようなスピードのあるチームであれば、それほどボールを持つ必要がないことは証明されている。ポゼッションは結果が良い時は重要視する」とそんなに気にしていなかった。
後半、調子が落ちたことについては「前半は多くのことがうまくいき、強さもあった。そして後半は違うプレーができた。非常に完成度の高い試合だったよ。主導権を握らなければならない時は握り、苦しみに耐える必要がある時はその方法を知っていた。クロアチアは世界最高の代表チームのひとつだが、我々は彼らをうまくコントロールした」と試合を通じて良いパフォーマンスを発揮できたことを強調した。
また、デラフエンテ監督はクロアチア戦のMVPについて、「ファビアンと、あのわずかミスを犯したものの素晴らしいパフォーマンスだったウナイ(シモン)にあげたい。我々は皆に満足しているし、自分たちのGKにも満足している」と危うく失点の原因を作るところだったGKを擁護した。
欧州選手権史上の最年少デビュー選手となったヤマルについては「日に日に良くなっているし、成長し続けている。とても若いので、辛抱強く見守ってほしいと思う」と言及した。
負傷交代を余儀なくされたチームの要のモラタとロドリゴの状態については「モラタは腓腹筋(ひふくきん)を痛め、ロドリゴは全く重傷ではない。全員が次の試合までに回復することを願っている」と説明した。
スペインはこの後、20日にイタリア、24日にアルバニアと対戦し、1次リーグを終了する。
(高橋智行通信員)