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【町田】天皇杯ショックどこ吹く風 昌子、藤尾、下田のゴールで横浜にアウェーで3-1快勝


横浜対町田 後半、ゴールを決め町田エリキ(右端)から抱きつかれ手洗い祝福を受ける藤尾(中央右)(撮影・江口和貴)

<明治安田J1:横浜1-3町田>◇18節◇15日◇日産ス

首位に立つFC町田ゼルビアが、アウェーで横浜F・マリノスとの激しい球際バトルを制し、3-1と快勝した。

前半14分に横浜FW宮市に先制点を奪われたが、同43分にMF下田のFKを起点にペナルティーエリアでMF平河が触ったボールをDF昌子主将が押し込み、同点とした。

そして後半12分、平河が右サイドへ出したパスをMFバスケス・バイロンが左足アウトですかさず中央へ送ると、FW藤尾が滑り込みながら左足で押し込み、勝ち越しに成功した。

首位に立っている町田と強豪横浜の一戦。注目度は格別だった。その理由はもう1つあった。12日の天皇杯の筑波大戦だ。両チームの選手が激しくぶつかり合う肉弾戦となり、PK戦の末にアマチュアの大学生に敗れた。FW藤尾、MF平河、DF昌子、GK谷らの主力選手がいなかったとはいえ、J1首位チームが大学生に敗れるという大波乱だった。

その試合後の会見で黒田監督は「批判覚悟」と断った上で、ラフプレーに対する審判のジャッジに苦言を呈し、そして筑波大の学生のレートタックルやマナーを批判。町田はDFチャン・ミンギュ、MFナ・サンホ、安井拓也、FWデュークが骨折などの重傷を負っただけに、選手を預かる黒田監督としては許せなかった。

一方で、ラフプレーを仕掛けたのは町田の選手が先にラフプレーを仕掛けたと告発する動画が多数上がるなど、ネット空間では賛否両論がうずまいていた。

しかし黒田監督に率いられた町田はたくましく、強かった。後半16分、横浜のゴール前で得たFK。下田が正確な左足のカーブキックを披露し、昨季まで町田でプレーしていた横浜GKポープ・ウィリアムのセーブを破り、ゴールを決めた。3-1と一気に引き離した。

黒田イズムが浸透したチームは、徹底して球際を厳しく戦い、マイボールとした。そのボールへの執着心こそが強さの素だ。昌子の同点ゴールに続き、3点目の追加点もFKからだった。両チーム五分のルーズボールにおいて常に半歩先に触り、引かなかったからにほかならない。持ち前の堅守速攻が狙い通りに決まった。

後半36分にはゴール前のこぼれ球を横浜MF天野に押し込まれた。しかしVARが介入。ゴールの直前に天野に寄せようとした選手に対し、横浜MF植中がユニホームを引っ張り倒していたことがオンフィールドレビューで確認され、ノーゴールとなった。

天皇杯ショックから3日、憎らしいほの強さを今季見せるゼルビアが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準優勝の強敵マリノスの壁もあっさりと突き破った。

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