欧州選手権（14日開幕）で初優勝を狙うイングランド代表のガレス・サウスゲート監督（53）が今夏で退任した場合、FA（イングランド協会）最高経営責任者のマーク・ブリンガム氏が後任監督を準備していることを示唆した。
サウスゲート監督は8年間の任期が今年12月で満了となる。欧州選手権で優勝できなかった場合、契約満了で退任することになる。大会終了後にはマンチェスター・ユナイテッドの監督になることがうわさされていたが、FA杯優勝によってテン・ハーグ監督が一転して留任したことで、そのポストは消滅している。
BBCは、ブリンガム氏がサウスゲート監督の続投を望んでいるかと問われたことに「大会が終了したら、我々は席についてすべてを話し合う」とコメントした。
さらに「私は彼や代表チームを邪魔したくないし、尊重している。ガレスは世界一の監督だと思っているし、驚くべき仕事ぶりだった。ピッチ内外ですばらしいパフォーマンスを披露してくれた。彼は一発勝負（2度のW杯）においても半数以上も勝利している」などと称えている。
そしてブリンガム氏は「どのような組織であれ、必ず後継者育成計画というものはある。この話題について、私が言いたいのはそれだけだ。今はガレスとチームをリスペクトしたい。彼らは今大会に集中しているし、私たちもその集中力をサポートしたい。ただ常にトップ人材のためのさまざまなシナリオは計画している」と話し、次期監督の後継者を固めていることを示唆した。
