<パイレーツ10-6ドジャース>◇5日(日本時間6日)◇PNCパーク
ドジャース大谷翔平投手(29)は「2番DH」でスタメン出場し、5試合ぶりの15号2ランを含む5打数2安打2打点だった。同球場では初アーチで、通算27球場目の本塁打となった。
注目を集めた最速164キロの剛腕新人ポール・スキーンズ投手(22)との初対決が実現した。
初回の第1打席は、100マイル(約161キロ)以上の速球3球に対し、すべてフルスイングしたものの、かすることなく空振り三振に倒れた。
だが、3回2死一塁の第2打席では、MVP2回の貫禄を見せつけた。フルカウントから100・1マイル(約161キロ)の速球を振り抜き、打球速度105・6マイル(約170キロ)、バックスクリーンへの15号2ランをたたき込んだ。さらに、第3打席では一・二塁間を破る痛烈な右前打を放った。
「怪物」スキーンズとの初対戦は、3打数2安打2打点1三振だった。
試合後の大谷は、新人右腕の印象として「すばらしいボールでしたし、最初の打席なんかとも、あまりいいスイングとは言えなかった。その後、打てたのはもちろん良かったですけど。各打席、すばらしいボールを投げていたと思います」と印象を語った。
7回1死の第4打席では、前夜に続き救援左腕チャプマンと対戦。カウント1-2から103マイル(約165・8キロ)の内角速球に空振り三振を喫した。
8回2死一、二塁の第5打席では、救援右腕ホールダーマンと対戦。フルカウントから右翼ポール際への右飛に倒れた。
打率は3割2分2厘。
ドジャースは大谷の2ランをはじめ、中盤以降に打線が追い上げたものの、序盤の大量失点が響いて2連敗を喫した。